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突然やってくる「別れ」にどう向き合うか?

突然やってきた別れ話

約2年お世話になったジムのパーソナルトレーナーが独立するという話を突然聞き、少なからず動揺している。
独立した彼に付いていくという手もある。
しかし、今通っているジムは会社の目と鼻の先だし、ウェアもシューズもレンタルできるし、仕事が途中でもさっと抜け出して、筋トレリフレッシュをした後に仕事の続きができるというのは相当恵まれた条件だから、このメリットを手放すにはそれ相応の理由が必要だ。
トレーナーが独立すると、会社から離れた駅のマンションの一室にあるような小さなジムを時間単位で借り、そこでトレーニングをする流れとなるらしい。しかしそれには移動時間もかかるし、荷物も多くなる。シャワーもないジムでトレーニングするとなると、日中に気軽にトレーニングというわけにはいかなくなる。
彼は独立すると少なくとも今のジムで働くことはできなくなるので、ここで一度お別れをしなければならないのかもしれない。

出会いがあれば別れもある

しかし考えてみれば、出会いがあれば必ず別れもある。人生とはその繰り返しだ。
小学生の娘のバスケのチームも、6年生の最後の大会を終えたばかりだが、一緒に汗を流して戦った仲間たちは、別の中学に行けば別のチームに所属し、次に会うときははライバル同士だ。
一時は同じ目標を目指して頑張ってきた仲間も、それぞれの成長のスピードや方向性が違ければ、自然と離れていって別のコミュニティーに所属するなんて、人生にはつきものだ。
誰にとっても「好きな人」との別れは辛いけれど、その日はいつか必ずやって来る。
そうなった時に、後悔しないためにはどうすればいいだろうか?

別れを後悔しないためにできること

まずは、この世に「永遠はない」と割り切ることだ。
人生には幸せと苦しみが交互に訪れ、どちらか一つが永遠に続くことがないのと同じように、人間関係にも永遠はない。これはすべての人間にとって当てはまる真理だから、受け入れるしかない。
そして、その人と出会った時から別れるまでの時間を「どう過ごしたか」によって、別れた後の想い出の質と量が変化するのなら、相手の心にいつまでも自分が残るように、その人に本気で向きあうこと。一番辛いのは、大切な相手に自分のことを忘れられてしまうことかもしれない。別れることになっても、自分と同じような苦しみや悲しみを相手が感じてくれれば、同じ「別れ」ても少しは救われると思うのだ。
また、一度別れてもご縁があれば「また会える」と信じること。
いつか再会できると思えれば、それまでに「もっと成長している自分になっている」というコミットメントを自分自身に課すことができる。
そうやって物事をポジティブにとらえる人の所に、チャンスの女神がやってくるはず。
何かを手放さないと新しいものが入ってこないように、別れが新しい出会いをもたらしてくれる。
そう信じて、大切な人にはいつも本気で向き合っていけば、別れも人生を素敵に彩るイベントになると思うのだ。

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