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次の「ブラックスワン」が来る前にしておく準備

毎日のニュースが、新型コロナウィルス関連で持ちきりだ。
便乗するフェイクニュースなども含めると、その数は大変なものになり、すべてを追うことはもはや不可能。

そんな時こそ、俺たちは事実のみに目を向けて、最悪の事態に向けて準備をしておかなければいけない。
今回は経済的な影響について、今俺が考えていることをまとめてみる。

まず前提として、我々に降りかかる最悪の経済的事態とは何だろう?

多くの人にとって、それは

1) 自分の資産価値が減ること
2) 急激なインフレによる日用品などの物価上昇

だと思う。

ではまず事実関係の整理から。

現時点での患者の99%は中国。
感染は世界に広がっているけれど、今後も経済的影響の多くが中国発となるはずだ。

今回のウィルスの震源地の「武漢」は、中国の中心に位置しており、中国の沿岸部と内陸部間の大型貨物祖輸送のハブの役割を担っているのだが、その機能は都市の封鎖により、今は完全に麻痺してしまった。

そして今、武漢のある湖北省を中心に起こっているのが、家から出られない人々が消費をするにも、物流や工場がストップし、供給が追い付かないという事態だ。
これが物価上昇というインフレを引き起している。

そしてここからが未来の予想。

感染地が中国全土に広がると、各都市の主要な工場の操業停止やサービスの停止を余儀なくされ、中国経済がガクンと落ち込む可能性もある。
その時は、もはや影響は中国だけに限定されず、世界的な物資の供給がストップし、世界全体の経済が混乱する。金融市場も大荒れになることが予想できる。

さて、それでは今私たちは何を準備すればよいのだろう?

まずは自分の資産の配分を見直すことだ。
投資家の心理として、このような危機的な状況の時にはリスクを取らなくなり、値動きの大きい株を売り、国債やキャッシュなど値動きの少ないものに資金を移す傾向にある。
(リスクオフと呼ばれる)

株が大きく売られると、その需給関係により、株価は下落する。
いずれその値は元に戻るかもしれないが、自分はどこまで耐えられるか?

何が起こっても、一度買ったものはそのまま保有するという選択もあるし、ここで資産を売却し、様子を見るということもできる。
正解は結果論で、後になってみないと分からない。

数年以内にまとまった出費を予定しているなら、その分だけ現金に変えておくのも一つの方法。
起こりうるリスクとその可能性を考えて、自分はどう行動するのか、今から決めて実行しておいた方がいい。

そして次はインフレ対策だ。
今はマスクが供給不足で高値で取引されているらしいが、これがマスクだけにとどまらず、あらゆるモノに対して起こる可能性が高い。
少なくても日常で消費するもののストックは、今のうちから少しずつ備蓄しておくのが良いのではないだろうか。

ギリギリになってから買おうとすると、価格も上がっているし、「買い占め」と批判されてしまう恐れもある。
このようなことが起こらないことを祈るばかりだが、可能性がゼロではないのであれば、今から少しずつ準備をしておくのが賢明だと思うのだ。

ちなみに、ブログタイトルの「ブラックスワン」とは、マーケットにおいて事前にほとんど予想できず、起きたことの衝撃が大きい事象の事。
従来すべてのスワン(白鳥)は白色と信じられていたが、オーストラリアで黒いスワンが発見されたことにより、それまでの常識が大きく変わった。
これにちなんで、確率論や従来の知識や経験からは予測できない極端な事象が発生し、それが人々に多大な影響を与えることをブラックスワンと呼ぶ。
(SMBC日興証券の用語集から抜粋)

経済用語として覚えておこう。

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