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時間ドロボーのコミュニケーション
軽率な質問が、相手の集中力を奪い取る
「あのファイルの場所どこだっけ?」
「このリクエストの出し方って、どうやるんだっけ?」
「あの件のメール、いつ送られてきたっけ?」
「次の会議の部屋ってどこだっけ?」
あなたは何も考えずに、このような質問を乱発していないだろうか?
雑談中や家族とのやりとりだったら問題ないけど、業務中に同僚に対してこの行動はNGだと思う。
一度シェアされた情報や、ちょっと自分で調べればわかることを、すぐに思い出せないからと言って、知っていそうな人に聞く。
確かにその方が早いんだけど、質問された人は、集中しているにもかかわらず一度手を止め、それに対して返事をするという行動をお返ししないといけない。
これはビジネスではNGだ。
「私の時間」は「あなたの時間」より大切です
集中力が一度途切れると、その状態に持ち直すのにはそれなりのエネルギーがいるし、生産性が一時的に著しく落ちるのは、会社にとっても無駄で不利益だ。
一度シェアされた情報を取り出しやすく管理するのは自分の仕事。
知っている人に聞くというのは、自分にはない専門的な知識や相手の見解を聞くことであって、なんでもかんでも聞いていいわけじゃない。
会社がチームとして生産性を最大化させるためには、それぞれが意識して他人の時間を自分の時間と同じように大切にするというメンタリティーが必要だと思う。
その方が手っ取り早いから他人に聞くという行為は、「自分の時間があなたの時間より貴重だ」ということを態度で表しているということに他ならない。
オフラインコミュニケーションも取り入れよう
業務と直接関係ない話も、社内では大げさにしないほうがいい。声(ノイズ)が聞こえるだけで、周りの人がどれだけ迷惑しているのか、ちゃんと考えないといけない。
と、こんなことを書くと「OREJUNは気にしすぎ」と思われるかもしれない。
確かに俺は人よりそういう想いが強いのかもしれない。
しかし俺は昔から集中力を遮断されることが大嫌いなのだ。
だから緊急時以外は電話よりメールの方好きだし、本業仕事以外でやりとりする不動産関係の業者さんにも「よほどの急ぎの案件でない限り、連絡事項はメールでお願いします」とお願いしている。
自分が忘れてしまった情報は、まずは自分で調べて、どうしても見つけられなかったら聞く。
そして聞くタイミングも、相手の都合を考え、席を立つタイミングなどを見計らったり、メールなどで確認したり工夫する。
対面で話すことを否定しないし、時には雑談も必要だ。しかし、相手の集中力を下げないような気遣いは、社会人ならどんな人でも持っていたほうが良いのではないだろうか。
結局コミュニケーションが上手いとか下手とかって、そういう当たり前の気遣いができるかどうかの違いだと思うのだ。