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恵まれた国の住人たち

「チャンスは平等」と言うけれど、これは「みんなが同じ環境にいれば」という前提での話だと思う。
現実の私たちは、それぞれが違う環境で育ち、仕事も家庭も経済状況も誰一人として同じ人間は存在しない。
そして誤解を恐れずに言えば、チャンスはより富が多い人の所にやってくる。

経済的に困窮している家庭では、日々の生活を送ることだけで精いっぱいで、自己投資とか自己実現という言葉は、自分が住む世界とは別の国の話のように聞こえるかもしれない。
また、常に国内情勢が不安定な国は、戦争やテロでまともな教育さえ受けられない子どもがたくさんいて、彼(女)らにとって、「目標達成」だとか「夢」とかを説いても、それは本当に夢のような話にしか聞こえないだろう。

そして現実には地球レベルでも貧富の差が存在し、貧しい国の犠牲のもとに富める国があり、こればかりはどうやっても変えようがないのだ。

一方日本に目を向けてみれば、これは世界から見て相当恵まれた位置にいるのは間違いない。

日本の衰退が叫ばれてから久しいが、我々はいまだに世界第3位の経済大国だ。
給与水準も比較的高く、治安も良い。
近隣諸国からの脅威は以前より感じることが多くなったが、それでも徴兵されたりはしない。
SNSも規制がなく言論の自由も保証されている。
通信インフラも整備されて、政治家にTwitterでメッセージを送り、直接批判したり意見を述べることもできる。
要するに、私たちのほとんどは、望めばどんなことだってできる環境にいるのだ。

日本に生まれ日本で育っていると、これが当たり前になってしまっているけれど、世界からすれば、日本は誰もが羨む国だ。
だから私たちは常に自分に問い続けなければいけないと思う。

この時代のこの国に生まれたことに感謝して、日々生きているだろうか?
チャンスが目の前にあるのに、見なかったことにしてはいないだろうか?
今の自分の境遇を、他人や環境のせいにしていないだろうか?
自分の人生は自分で切り開く覚悟を持っているだろうか?

俺は疲弊して夢を諦めてしまった大人たちに、もう一度夢を取り戻し、そこに向かって走り出して欲しいと願っている。
夢に大きいも小さいもない。ただ自分の目指すところに向かっていく。
そしてそれができる環境に自分たちがいるということを、決して忘れてはいけない。

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