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「あちら側の世界」に行くためのたった一つの方法

偶然が重なり、富裕層の方が3名集まり取材で対談するという席に同行させてもらえるチャンスを得た。

とは言え、俺は富裕層ではないので、全くの門外漢。
離れた席からそっと対談の様子を観察させてもらった。

この3名の方々に共通することは、自分に降りかかった災難をバネにして、どん底から這い上がってきたということ。

元々親が裕福で、それを相続したエリート資産家たちとは訳が違うし、その分好感が持てる。

どん底から這い上がる過程で徹底的に感性を研ぎ澄まし、頭を使い考え抜くことで、理論立てた成功法則を生み出した人たちだから、発せられる言葉にも重みと説得力があった。

談義の内容は、俺の想像を遙かに超えた世界についても触れられ、「裏切り」や「欺瞞」というような、表にはなかなか出てこない話も生々しく語られていたのが印象的だ。

幸いにして俺はまだそのような「裏切られた」たという経験はないのだが、経営者としてビジネスを広げていく過程では、普通に起こりうるというのがわかったのは、大きな気づきだ。

ナビゲーターが話を進め、話題は「今の人生で一番大切なこと」に変わった。

今では暮らしていくのに十分な資産を蓄え、経済的な心配をすることがなくなった3人に共通する大切なこと。

それは「時間」だった。

彼らは、ビジネスをしているときも旅行をしているときも、自分の限りある命(時間)を削ってそれをやっているという意識を、いつも持っていると口を揃えた。

3人は手がけているビジネスも住んでいるところも全然違うけれど、それぞれに確固たる時間の使い方の決めごとを持ち、起きる時間、仕事をする曜日、スタッフとの連絡方法まで独自のルールを持っていて、それに従って行動していた。

「仕事に忙殺されているわけではないのだが、打ち合わせや取材に便利だから住む場所もXX区にしている」という、俺には想像もつかない理由で居住地を選んでいる方もいた。

対談している人たちはすぐそこにいるのに、俺の居る場所とあちら側には、透明で分厚い大きな壁があった。

お金の不安がなくなると、残りの人生をどうやって過ごすかということが命題になるのは、ぼんやりとだけれど理解ができる。

一方多くの人たちは、(俺も含め)お金の不安から完全に解き放たれてはいないから、そこまで時間についてシビアに考えることはない。
だからといって、このまま何も考えないで惰性で人生をすすめてOKというわけにはいかないだろう。

この3人だって想像を絶する苦しみの中から這い上がって、その地位を手に入れたのだ。
「あちら側」の世界に行きたいのなら、やるべきことを地道にやり続けるという、当たり前のことをやるだけだ。

焦って走らなくても良いけれど、少しずつ「あちら側の世界」近づけるように毎日を過ごす。
その積み重ねが、そこに到達できる唯一の道なのだと思う。

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