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俺のエアビー物語の始まり

一年前のちょうど今頃だろうか。俺の所属する大家コミュニティーの間で、急に語られはじめた聞きなれない言葉。
「エアビー」
新種の蜂か?と思ったら、今話題の「民泊」の事だった。

正式にはAirbnb。聞けば自宅の一部や使っていない別荘などを旅行者に貸し出すサービスで、インターネットを仲介してホストとゲストが直接やり取りできるシステムらしい。昔から海外では使われているサービスだが、ここ最近日本でもその注目度が急速に上がってきているという。

でも1年前の俺には、「エアビー」は全く関係のない話だった。なぜなら俺の自宅には貸し出すスペースなんてないし、別荘だって持ってない。
あるのは数億円の負債と、実際は銀行に抵当権をがんじがらめに設定されている、でも名義だけは一応俺になっているマンション2棟だけだ。

賃貸に出している物件は管理会社が空室を埋めてくれていたし、空室対策にエアビーを使う必要性は見当たらなかった。
エアビーに参入するために新しく部屋を借りて家具を揃える仲間もいたけれど、俺はその時期ローンの借り換えのことで頭がいっぱいで、銀行へ金融資産を開示するために1円でも多くのキャッシュを手元に置いておきたかった。
そう考えていた俺は、周りの盛り上がりとは少し距離を置き、しばらく外から様子を見守ることにした。

しかし時が経つにつれ、ますますエアビーがコミュニティー内で熱くで語られるようになり、新聞や雑誌などでもさかんにこのサービスが紹介され始めた。
夏になると、今まで不動産投資とは無縁だった友人たちまでもがエアビーを始め、その様子をFacebookに公開するなどこの流れが一気に加速。今まで遠くから眺めているだけだった俺も、さすがに心が揺れ始めた。

もう参入するには遅すぎるかもしれないけれど、まだギリギリ間に合うかもしれない。
様々な情報が錯綜する中、俺の心は揺れ動く。
そして迷った時にいつも自分の指針としているあの言葉を発動。

「迷ったらよりチャレンジングな道へ進め。やらない理由を考えるより、やる理由を考えろ。」

こうして2015年の秋に、遅ればせながら俺もエアビーに足を突っ込むことに決めたのだ。

まずはエアビーをやる場所の選定だ。
不動産投資と一緒で、このサービスは立地が何よりも重要だ。
それにエアビーをやるための物件を借りなければならない。

まず思いついたのが首都圏エリアだ。東京なら観光客は年間通して多いだろうが、東京と一言で言っても八王子と六本木では需要がまったく違う。
観光客が多い場所はその分家賃も高く競合も多いことは容易に推測できるが、逆に大きく外すこともないだろうと考えた。

そして次に思い浮かんだ場所は、俺が毎年訪れている大好きな沖縄だった。
毎年家族旅行で訪れる沖縄で一番コストがかかるのは、渡航費ではなくホテル代だ。

ホテルの宿泊料は1名あたり○○円という頭数で決まるが、エアビーは一部屋あたりの値段で決めている部屋も存在する。
ホテルの高くてそこそこの料理より、近所のスーパーで買った地元の惣菜やワンコイン弁当とオリオンビールの組み合わせの方が、安くて自由度も満足度も高い。
エアビーなら宿泊費の他に食費だって抑えられるし、ルールを守って生活すれば基本何をするのも旅行者の自由だ。
俺が自分でも泊まりたくなるような施設を自分で作って、自分が使わない間は他人に貸し出ししたい。その思いは日に日に強くなっていった。

そして立てたゴールがこれだ。
「年内にエアビーを2部屋で稼動させる。場所は都内と沖縄。」

でっかい目標を掲げてはみたものの、参入が遅れた俺にはあまり時間がなかった。
こういうときは正しい情報をより効率よくスピーディーに入手しなくてはいけない。
今すぐ必要な情報は、ただで手に入るのを待つのではなく、金を払って今手に入れるのだ。

俺は大家仲間でもあり、エアビーの第一人者でコンサルタントとして活躍しているA君にコンサルティングをお願いすることに決めた。
実はA君の会社は俺の会社の目と鼻の先。職場が徒歩数秒という超偶然のラッキーに感謝しながら、俺はA君にLINEを送った。

「近々飯でもどう?エアビーのコンサルお願いしたいんだけど」
「OK!」

仕事ができるヤツは話も早い。
毎日仕事もプライベートも多忙を極める俺たちは、昼休みにサクッとできる「ランチコンサルティング」は最高の選択肢だった。

数日後、俺はA君の向かいに座り、シンガポールチキンライスをがっつきながら、大量の情報を短時間でインプットしていた。
話はエアビーの現状に始まり、法整備の問題から収益計算の方法、代行業者の使い方、更には海外口座や税金に及ぶまで多岐に渡った。普通なら1時間で消化できる量じゃないが、俺たちはお互いののバックグラウンドも熟知しているため、ポイントポイントに話を絞ったコンサルが可能だったのだ。

話を聞けば聞くほどエアビーの魅力に引き込まれる。しかし最初の大きなハードルをクリアしないと何も始まらない。
最初にして恐らく最大の難関 ー それは、自分がエアビーをやりたい激戦区で、転貸可能物件をどうやって見つけ、ぼったくられていない適正な価格で賃貸契約を結ぶのかという大問題だった。

(多分続く)

エアビーコンサルタントのA君が出版した本です。これからAirbnbを始めるなら迷わず買うべし。
http://goo.gl/xz7vjh

A君のコンサルティングはすでに順番待ちだそうですが、興味がある方には個別に繋ぎます。
本ブログ、「紺野純」のプロフィールにある連絡先よりお問い合わせ願います。

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